カテゴリー「ことば」の9件の記事

2006/05/06

8……

[厄除八幡]手話では5を超える数も片手で表すことができる(参考画像)。日本の手話の場合,伸ばした親指で「5」を表し,それに人差し指を加えて「6」,さらに中指も伸ばせば「7」になる。これは算盤の数の置き方に似ている。
すると「8」は,小指だけを曲げて残りの指を伸ばす形になるわけだが,これが案外(とっさには)うまく出来ない,苦手だという人もいると思う。

続きを読む "8……"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006/04/24

障害+者

近ごろ目にするようになった「障がい者」という表記。私はこれがきらいだ。しかし公共団体などでは,この表記に変えていこうとするところが増えているようだ(ex. 多摩市町田市箕輪町)。

「障害者」→「障がい者」 県内で表記見直す動き(信濃毎日新聞)
県内の福祉関連団体や大学、自治体などで、「障害者」の表記を「障がい者」に変更する動きが広がっている。「害」の字には「悪くする」「損なう」といった意味もあるため、本人や家族が不快感を抱く恐れがあるとの理由からだ。

私自身はなるべく「障碍者」と書くようにしているけれど,「障害者」と書くのがいけないとは思わない。また「障害のある方」という持って回ったような言い方でも,「障がい者」と書くよりはましだろう。「障がい者」という表記は日本語として落ち着かないし,ひらがなで隠すことによってむしろ“害”を強調しているようにさえ感じられる。ことさら“害”という漢字だけに注目して「不快感を抱く恐れ」などと言い,文字を書き換えて済まそうと考えるのは,皮相的で浅薄な言語感覚によるものではないか。

続きを読む "障害+者"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/04/23

Paper or plastic?

覚え書き。今朝のエントリでリンクしたブログの記事を読んでいたら,次のような記述が。

「Paper or Plastic? (紙袋にしますか? それともビニール袋?)」というのは、アメリカのスーパーで買い物をするとレジでほとんど必ず聞かれる質問。商品を詰める袋のことだ。

ああ,そうだったのか (^^;
9年ほどむかし LA に遊びに行ったとき, スーパーのレジでそう尋ねられたことがあったっけ。英語にヨワイ私は,出掛ける前に読んでいたガイドブックか何かに載っていた「支払いを現金(紙幣)でするかクレジットカードでするか?」という意味だと思い,"Paper" とか答えて現金で払った。それで「通じた」と思っていたのに会話としては噛み合っていなかったんだな……。結果的には(よく覚えてないけどたぶん)紙袋に詰めてもらって普通に買い物は終わったから,相手のレジ係のおばちゃんもその食い違いには気付いていなかったかも(支払い方法について "Paper or plastic?" と聞く場合もあるらしいが,普通は "Cash or charge?" と言うそうだ)。

さて,スーパーでの "Paper or plastic?" が袋のことを聞かれているのだと分かったとしても,どちらを選ぶのがエコロジーやリサイクルの観点から好ましいのかは,これまた難しい問題かもね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

動詞化した“Photoshop”

先日レンタル DVD で『理想の恋人.com』という映画を観た。その冒頭,離婚した女性主人公に,姉が知人らしい男性の写真(カップルで写っている)を見せながら「別居中なの “付き合うなら妻は削除する”と」と言う場面(日本語字幕)があったのだけど,なんか "Photoshop" と言ってたみたいな? 英語字幕で確かめてみると "They're separated, but he didn't want to photoshop her out if you're not interested" という台詞だ。
もともと Photoshop はソフトウェアの名前なのに,こんな普通の会話でも使われるんだな。検索してみるとけっこう用例があるようだ。
さらに「木を見て森を見ず?」というブログでも動詞として使われた photoshop に言及しているのを見つけた。そこに書かれているように,いくら Adobe のガイドラインでは誤った使い方として例示されていても,生きものとしての言葉を制限することはできないね。

でも日本語で「フォトショる」とか言うようになったりしたら,ちょっと……じゃないな,かなりイヤだ。 (^^;

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/04/20

フリーマーケット

[apple?]先日,今年度の手話講習会開講式があり,式の後半には区内手話サークルの紹介も行われた。そのサークル活動を説明する中に「フリーマーケット」への参加という言葉があったのだが,それを手話通訳者は/自由/店/と表現していたのでアレ?と思った。
いわゆる「フリマ」はもともと flea market(蚤の市)で,free market じゃないはずだよね。別に「自由市場」という経済用語もあるけれど,フリマが free だったら「無料(ただ)」みたいな意味になってしまわないかな?

もっとも,手話には日本語の字面や音だけ借りて本来の意味と異なる語を表す場合もあるので,あるいは「フリーマーケット」の手話表現として/自由/店/が定着しているのだろうか?
……などと考えていたら,そんな“誤用”を逆手にとってなのか,思い切って「FREEMARKET」と書く団体もあったりするんだな。どうも気になってしまうんだけど。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/04/01

手にことばを

[textbook]手話テキスト『手にことばを』初級用の全面改訂版が出ている。都内を中心に各地域で開かれる手話教室や講習会などで,この4月から使われるはずの本だ。
昨年初夏のころ,東京都聴覚障害者連盟の事務局担当の方から依頼を受け,それから今年1月末くらいまで,このテキストに載せる手話のイラストを描き続けていた。イラストは専門でないから最初は少し迷ったけれど,何より手話の勉強になると思ってボランティアとして引き受けた。
妹にも声をかけて巻き込み,彼女が会話の登場人物を,私が手話単語のイラストを分担した。通常より手指を大きめに描いて,それ以外はなるべく単純化するなど,拙い絵ながら見やすさと手話の分かりやすさを心掛けたつもり(表紙画像クリックで見本ページを表示)。
ページデザインとレイアウトは中嶋かをりさんにお願いした。おかげで安心してイラストファイル作成に専念することができ,ずいぶんありがたかった。
さいわい仕上がった本の評判も良いと聞いて嬉しい。せっかくだからこのテキストで習うために入門(初級)クラスからやり直そうかな(笑)。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2006/03/09

手話を学び続ける

[閉講式手話スピーチ]区の手話奉仕員養成講習会で一年間(10か月半)の課程が終わって,先週,区役所の会議室で全クラス合同の閉講式が行われた。
式の後半にスピーチの時間があり,昼夜各クラスから2人ずつ,計12人の代表が出て,それぞれが講習会の感想や手話についての思いを手話と朗読で表現した。私も夜の部基礎クラス代表として,もう一人の女性と交代で短いスピーチを担当した。たぶん手話自体はかなりたどたどしいものだったろうと思うけれど,クラス皆から寄せられた意見や感想に自分の経験も織り込んだ原稿をまとめ,手話表現の指導を受けながら何度か練習を重ねて準備したから,どうやら無事に終わってホッとした。少しは伝わる手話になっていたかな?

さらに次の応用クラスに進むための選考試験が先日あり,それにも全員合格したので,これまでのクラスに新しく参加する数名を加えた仲間と,4月からも講習会に通うことになった。まだまだ目標には遠い気がするけれど,学んだ手話で少しずつでもコミュニケーションが深まっていくのが楽しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/29

Paloma Cafe

[Paloma Cafe]昼間、ロイさんに「ベトナムにも手話はあるのか?」と聞いてみたら、「まだベトナムの手話というものはない。日本のテレビドラマや、いくつかの番組などで手話が出てくるのを見たことはあるから、手話がどういうものかは知っているけれど」との答だった。
そんな話をカフェの中でしたら、Kが次のような逸話を話してくれた。日本に留学していたミャンマーの人が、日本の手話を覚えて帰って、自国にも手話を作りたいと言った話。また日本の聴覚障碍者の団体がインドネシアに旅行したとき、予定していた手話通訳者が急病で同行できなくなり、不安を抱えながらも出発したら、現地で会った地元の人が(何故だか)日本の手話を知っていて案内を務めてくれたという話。なんだかとても感動して、目頭が熱くなってしまったよ。
けっこう騒がしい店内でも、手話でなら便利に会話ができる。今はまだ下手くそで語彙も少ないから不自由だけれど、もっと手話を学んで上手くなりたいと思った。
ピアノとギターの生演奏の合間のBGMでカーペンターズがかかっている。"Yesterday Once More"。それでまた感傷的になったみたい。

2004/03/12 *ホーチミン市ドンコイ通り・パロマカフェにて記す(原文ママ)。「ロイさん」は現地の日本語ガイド(アオザイツアー)。**本当はベトナム手話(VSL)があるそうだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/04/27

手話を習う

[Sign Language]今月から区の手話講習会に通うことにした。まずは基礎クラス(夜の部)から。このクラスの受講者は前年度の入門クラスを修了した人たちがほとんどなのだけれど,私にとっては昨夜が初めての講習会だった。
2年前からKが中途失聴・難聴者手話講習会に毎週通っていて,帰宅してから私に教えてくれていたのと,あとは本などで学んではいたものの,それだけではなかなか上達しない。どこかの手話サークルに入ろうかと思っていたところ,区でも手話奉仕員の養成という目的で講習会を開いていることを知り(Kが区報で見つけてくれた),それに応募してみたというわけだ。

続きを読む "手話を習う"

| | コメント (4) | トラックバック (0)