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2006/04/20

フリーマーケット

[apple?]先日,今年度の手話講習会開講式があり,式の後半には区内手話サークルの紹介も行われた。そのサークル活動を説明する中に「フリーマーケット」への参加という言葉があったのだが,それを手話通訳者は/自由/店/と表現していたのでアレ?と思った。
いわゆる「フリマ」はもともと flea market(蚤の市)で,free market じゃないはずだよね。別に「自由市場」という経済用語もあるけれど,フリマが free だったら「無料(ただ)」みたいな意味になってしまわないかな?

もっとも,手話には日本語の字面や音だけ借りて本来の意味と異なる語を表す場合もあるので,あるいは「フリーマーケット」の手話表現として/自由/店/が定着しているのだろうか?
……などと考えていたら,そんな“誤用”を逆手にとってなのか,思い切って「FREEMARKET」と書く団体もあったりするんだな。どうも気になってしまうんだけど。

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コメント

こんにちは。
フリーマーケットは、「自由」「両手でお金を前後」が多いようですよ。
確かに、スペルも意味も違うけど、書記から起したものと考えれば、ああ、なるほどなと思います。

投稿: のりぃ | 2006/04/20 22:29

のりぃさん,コメントありがとうございます。
名前の「佐藤」さんを/砂糖・甘い/で,「渡辺」さんを(/綿)/鍋/で表したり,また「ローソン」を/聾/損/,「庄や」を/仕方ない(しょうがない)/と表したりしますものね。後二例は内輪で使われるスラングのようなものでしょうけれど。
ただ,それらの場合は元の字も意味も違うことが分かって使っているのに対して,「フリーマーケット」は,誤用によって“ぼろ市”とか“ガラクタ市”みたいな意味が落ちてしまっているのじゃないかと気になります。

投稿: rinsho | 2006/04/20 23:16

たまたまその通訳者と話す機会があったので,これについて質問してみました。
「フリーマーケットの“フリー”が“自由”でないことは(もちろん)知っているけれど,どういうイベントなのか,その中身が伝わるように“みんなが気軽に集まって店が開ける”という意味として,/自由/店/で表している」との話でした。
なるほど。本文末尾にリンクした「日本フリーマーケット協会」による呼称( http://www.freemarket-go.com/aboutus.htm )に近いわけですね(他の表現もあるかもしれないとのことですが)。

手話通訳の役目は,言葉の辞書的な意味や語源を教えることではなく,言葉が表している内容=情報を伝えることだから,日本のフリマを/自由/店/で表すのは情報伝達手段として正しい工夫かもしれないな,と考えを改めました。

投稿: rinsho | 2006/04/26 01:36

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