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2006/04/24

障害+者

近ごろ目にするようになった「障がい者」という表記。私はこれがきらいだ。しかし公共団体などでは,この表記に変えていこうとするところが増えているようだ(ex. 多摩市町田市箕輪町)。

「障害者」→「障がい者」 県内で表記見直す動き(信濃毎日新聞)
県内の福祉関連団体や大学、自治体などで、「障害者」の表記を「障がい者」に変更する動きが広がっている。「害」の字には「悪くする」「損なう」といった意味もあるため、本人や家族が不快感を抱く恐れがあるとの理由からだ。

私自身はなるべく「障碍者」と書くようにしているけれど,「障害者」と書くのがいけないとは思わない。また「障害のある方」という持って回ったような言い方でも,「障がい者」と書くよりはましだろう。「障がい者」という表記は日本語として落ち着かないし,ひらがなで隠すことによってむしろ“害”を強調しているようにさえ感じられる。ことさら“害”という漢字だけに注目して「不快感を抱く恐れ」などと言い,文字を書き換えて済まそうと考えるのは,皮相的で浅薄な言語感覚によるものではないか。

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2006/04/23

Paper or plastic?

覚え書き。今朝のエントリでリンクしたブログの記事を読んでいたら,次のような記述が。

「Paper or Plastic? (紙袋にしますか? それともビニール袋?)」というのは、アメリカのスーパーで買い物をするとレジでほとんど必ず聞かれる質問。商品を詰める袋のことだ。

ああ,そうだったのか (^^;
9年ほどむかし LA に遊びに行ったとき, スーパーのレジでそう尋ねられたことがあったっけ。英語にヨワイ私は,出掛ける前に読んでいたガイドブックか何かに載っていた「支払いを現金(紙幣)でするかクレジットカードでするか?」という意味だと思い,"Paper" とか答えて現金で払った。それで「通じた」と思っていたのに会話としては噛み合っていなかったんだな……。結果的には(よく覚えてないけどたぶん)紙袋に詰めてもらって普通に買い物は終わったから,相手のレジ係のおばちゃんもその食い違いには気付いていなかったかも(支払い方法について "Paper or plastic?" と聞く場合もあるらしいが,普通は "Cash or charge?" と言うそうだ)。

さて,スーパーでの "Paper or plastic?" が袋のことを聞かれているのだと分かったとしても,どちらを選ぶのがエコロジーやリサイクルの観点から好ましいのかは,これまた難しい問題かもね。

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動詞化した“Photoshop”

先日レンタル DVD で『理想の恋人.com』という映画を観た。その冒頭,離婚した女性主人公に,姉が知人らしい男性の写真(カップルで写っている)を見せながら「別居中なの “付き合うなら妻は削除する”と」と言う場面(日本語字幕)があったのだけど,なんか "Photoshop" と言ってたみたいな? 英語字幕で確かめてみると "They're separated, but he didn't want to photoshop her out if you're not interested" という台詞だ。
もともと Photoshop はソフトウェアの名前なのに,こんな普通の会話でも使われるんだな。検索してみるとけっこう用例があるようだ。
さらに「木を見て森を見ず?」というブログでも動詞として使われた photoshop に言及しているのを見つけた。そこに書かれているように,いくら Adobe のガイドラインでは誤った使い方として例示されていても,生きものとしての言葉を制限することはできないね。

でも日本語で「フォトショる」とか言うようになったりしたら,ちょっと……じゃないな,かなりイヤだ。 (^^;

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2006/04/20

フリーマーケット

[apple?]先日,今年度の手話講習会開講式があり,式の後半には区内手話サークルの紹介も行われた。そのサークル活動を説明する中に「フリーマーケット」への参加という言葉があったのだが,それを手話通訳者は/自由/店/と表現していたのでアレ?と思った。
いわゆる「フリマ」はもともと flea market(蚤の市)で,free market じゃないはずだよね。別に「自由市場」という経済用語もあるけれど,フリマが free だったら「無料(ただ)」みたいな意味になってしまわないかな?

もっとも,手話には日本語の字面や音だけ借りて本来の意味と異なる語を表す場合もあるので,あるいは「フリーマーケット」の手話表現として/自由/店/が定着しているのだろうか?
……などと考えていたら,そんな“誤用”を逆手にとってなのか,思い切って「FREEMARKET」と書く団体もあったりするんだな。どうも気になってしまうんだけど。

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2006/04/01

手にことばを

[textbook]手話テキスト『手にことばを』初級用の全面改訂版が出ている。都内を中心に各地域で開かれる手話教室や講習会などで,この4月から使われるはずの本だ。
昨年初夏のころ,東京都聴覚障害者連盟の事務局担当の方から依頼を受け,それから今年1月末くらいまで,このテキストに載せる手話のイラストを描き続けていた。イラストは専門でないから最初は少し迷ったけれど,何より手話の勉強になると思ってボランティアとして引き受けた。
妹にも声をかけて巻き込み,彼女が会話の登場人物を,私が手話単語のイラストを分担した。通常より手指を大きめに描いて,それ以外はなるべく単純化するなど,拙い絵ながら見やすさと手話の分かりやすさを心掛けたつもり(表紙画像クリックで見本ページを表示)。
ページデザインとレイアウトは中嶋かをりさんにお願いした。おかげで安心してイラストファイル作成に専念することができ,ずいぶんありがたかった。
さいわい仕上がった本の評判も良いと聞いて嬉しい。せっかくだからこのテキストで習うために入門(初級)クラスからやり直そうかな(笑)。

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