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2005/05/16

タテタカコ

去年,是枝裕和監督の映画『誰も知らない』を観てきた友人から「同郷の人が出ていた」と教えてもらったのが,タテタカコさんを知ったきっかけだった。映画の挿入歌「宝石」を歌うとともに,コンビニ店員の役で出演もしているらしい。
それ以来関心を持ちながらも,実際に彼女の歌を聴いたのは最近のことなのだけれど,今ではアルバム『そら』と『裏界線』を iPod に入れて繰り返し聴いている。
歌詞はやや暗いと言っても良いくらいなのに,ピアノに乗せて歌われる曲調には不思議とつきぬけるような明るさがある。ある曲では小川美潮が思い出され,またある曲では戸川純が思い浮かんだ。そのどちらにも似ているわけではないのだが。

ライブで演奏の合間に,タテさんは飯田弁で語るそうだ。『そら』に収録された「傷」という曲の冒頭には,水音と鐘の音の背後に(たぶん)飯田のお年寄りの声が聞こえている。
「……そいでなぁ,こんどはなぁ,おーきなツツミがあってな,そこになぁ,エビがおったんな。そのエビをとりにいって,(聞き取れず)イタのうえにのぼっておったら,(聞き取れず)ツツミのなかにおちちゃったんな。(聞き取れず)おばあちゃがなぁ,ヒッシになってひきあげてなあ……」

タテさんの透明な歌声がのぼってゆく先には,飯田の空が広がっているようだ(たぶん思い込みだろうけどね)。

tatetakako.net (飯田で歌をうたっています / タテタカコ)

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コメント

あのコンビニ店員さんがタテさんだったんですか?! うはー、今始めて知りました。映画そのものはどちらかというともう観たくない部類なんですが、嫌いで観たくないのではないのです。少なくとも私には突き刺さるものがありました。タテさんの「そら」というCDを今アマゾンに頼んでいるんですが、早く届かないかな。来たら私もたぶんiPodに入れて繰り返し聴くとと思います。

投稿: なー★ | 2005/05/16 22:49

『誰も知らない』の DVD がアマゾンから届いていて,本編はまだ観ていないのですが,特典ディスクのミュージッククリップでは,予告編にあったようなシーンを挟んで,タテさんが「宝石」をピアノの弾き語りで歌う姿が見られます。また天竜川の河岸段丘を背景にして立っている場面も収められていました。

タテさんは,地元の新聞にもしばしば登場しているようです。
ex. 21世紀担う新世代「がんばる若手」(南信州 2005年1月1日)
http://www.minamishinshu.co.jp/news2005/1/1n2.htm

投稿: rinsho | 2005/05/17 10:21

タテさんのアルバム「そら」が届きました。
「宝石」もいいけど、「太陽」が今の自分に元気をくれるような気がして、
とても好きです。(^o^) 静かで、落ち着く曲ですね。
夕焼けのきれいな日にお気に入りの場所で聞きたいと思って、早速ipodに入れました。
若い世代の人の曲って、正直自分には歌詞がしっくりこないことが多いんですが、タテさんの曲はどの世代の人にも受け入れられると思います。

投稿: なー★ | 2005/05/21 18:30

「太陽」は,今年長野で開催された「スペシャルオリンピックス冬季大会」で,
公式サポートソングのひとつに選ばれていましたね。元気が出ます。
http://www.2005sowwg.com/jp/song02.html

『裏界線』の「ひまわり」や「心細い時にうたう歌」なども良いですよ。

投稿: rinsho | 2005/05/21 18:55

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